DataDrawingDroid

移動経路を床面にプロジェクションしながら移動するロボットであるDataDrawingDroidについて、ACM/IEEE HRI2019で発表をしてきました。
ROSでゴールを設定すると、move_baseを使って計画された経路を移動しますが、その経路をプロジェクタで前方に表示して移動することで、周囲の人々に行動の意図を伝えます。その際に、単なる線を描けばライントレースロボットのように見える訳ですが、そのデータを可視化する際にどの程度デザインやアートの要素を入れると、ロボットに対する人々の受けとめ方は変わるのか?変わるとすればどう変わるのか?についてAmazon Mechanical Turk上でビデオを用いたユーザスタディを行い、その結果を発表しました。

Yasuto Nakanishi, 2019. DataDrawingDroid: A Wheel Robot Drawing Planned Path as Data-Driven Generative Art, ACM/IEEE HRI 2019.

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PCD@Tokyo 2019

ヤフー!LODGEのご協力を得て、2月2日(土)にProcessing Community Day(プロセッシング・コミュニティ・デイ) @ Tokyo 2019の運営をしてきました。

当日のプログラムやワークショップの資料へのリンクや当日にハッシュタグ#PCD2019を付けたtweetなど、こちらのサイトで見れるようになっています。
https://pcd-tokyo.github.io

普段はtwitterでしか知らない皆さんと、リアルな場所で会って話すことができ、色々な方のお話や実践から様々な刺激を受けました。参加いただいた皆さん、一緒に運営に携わったボランティアの皆さん、永松さん、稗田さん、そしてヤフー!LODGEの皆さんに大感謝の1日でした。どうもありがとうございました。

https://pcd-tokyo.github.io
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ACM UIST 2018 Student Innovation Contestで3年連続受賞

今年もACM UIST 2018 Student Innovation Contestに参加してきました。今年のお題はロボットキットであるMakeBlockを使ったINTERACTION WITHOUT HANDS!でした。

3チームがエントリーして、3チームともデモを披露することができました。その中でも、斎藤文人・藤木良祐・天野真によるFOX: Fuzzy Order ExperienceがMost Creative AwardとPeoples’s Choiceのダブル受賞、渡辺基暉・富澤信允・坂田颯馬によるVoiSportsがMost Creative Award (Honorable Mention)を受賞しました。コンテストで賞が与えられる4つの賞のうち、3つを頂くことが出来ました。昨年と一昨年の受賞に続くことができましたが、チームワークを発揮して新しいエクスペリエンスを発想しプロトタイピングする文化が研究室に根付いてきたのかもしれません。4年生の2名は卒業していきますが、また新しい研究室のメンバーとまたUIST 2019に挑戦したいと思います。

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ACM UIST 2017 Student Innovation Contestで今年も受賞

10月22-25日にカナダ・ケベックで行われたACM UIST 2017の中で開催されたStudent Innvation Contestにおいて、研究室の今井隆文・毎熊優介・長谷川龍哉のチームで応募した「FLEXA: Flexible Anima 」がMost Creative Interface AwardのHonorable mentionを受賞しました。

昨年もSuperSonicShooterでMost Creative Interface Awardを受賞しましたが、昨年に引き続いて受賞することができました。今年はArduino.ccが発売しているサーボモータを使ったロボットアーム”Braccio”を使ったUIやUXがお題でした。研究室からはFLEXA以外にも、ロボットアームの形状に近づくようにポーズを取ってその似た度合いを競い合うゲーム「Mission in Pose」と、ロボットアームの先端に付けたゴム印で手の甲に眼をスタンプしてそれを顔に持って行くことでちょっとだけアニメキャラになる「Eye Cosplayer」の3つをデモしてきました。
3つのチームを出したのはこの研究室ぐらいだったので、”Keio SFC”という名前を覚えてくれた人もたくさんいたように思います。
このUISTのSICは、チームワークを発揮して新しいエクスペリエンスを発想しプロトタイピングする機会として良い挑戦だと考えているので、各個人の研究とは別にチームをダイナミックに作って参加しています。来年はベルリンで開催です。また挑戦したいと思います。

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ACM UIST 2016 Student Innovation ContestでMost Creative Interface Awardを受賞

10月16-19日に東京で行われたACM UIST 2016の中で開催されたStudent Innvation Contestにおいて、研究室の斎藤文人・広瀬由佳・野原恵祐のチームで応募した「SuperSonicShooter(超音波射手)」がMost Creative Interface Awardを受賞しました。

SuperSonicShooterは超音波を使った銃で、BB弾や水鉄砲と違って周りに迷惑をかけることなく、撃ち合いをして遊ぶことができます。超音波を発信:発射する時に、EMSによって銃を撃った時ようなフィードバックが腕にかかります。超音波を受信:被弾した時には、EMSによって少し痛い程度の刺激が腕にかかります。

このコンテストでは、EMS(Electrical Muscle Stimulation)電気を使って筋肉を動かす装置を使ったシステムが募集されました。世界各国の学生グループから応募された53案のうち20案が選ばれデモが行われました。そして当日のデモによって審査員の方々から評価され、受賞にいたりました。応援いただいた皆さま、どうもありがとうございました。

東工大の小池教授にデモ

東工大の小池さんにデモ

UIST2016のCo-chairsの東大・五十嵐さんと暦本さんと記念撮影

UIST2016のCo-chairsの東大・五十嵐さんと暦本さんと記念撮影

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Processing書籍の電子書籍が出版:8月末まで特別価格

BNNから出版されているProcessing:ビジュアルデザイナーとアーティストのためのプログラミング入門の電子書籍が発売されました。


(電子版)Processing―ビジュアルデザイナーとアーティストのためのプログラミング入門

紙版は7000円(+税)で電子版は6300円(+税)ですが、8月末まで3600円(+税)の特別価格となっています!

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Processing Library TemplateでProcessinglueを更新

インスタレーションやデジタルサイネージ等のように、大型ディスプレイや空間的に配置した複数のディスプレイでインタラクティブなシステムを動かすシミュレーションができるよう、3Dの仮想空間の中でProcessingを表示できる仮想ディスプレイとその仮想空間を撮影する仮想カメラを実装してきました。
 その発端とも言えるCityCompilerは仮想空間はjMonkeyEngineを使いましたが、3D仮想空間もProcessingにしたのがProcessinglueです。
[CityCompiler Examples on Vimeo]

以前からソースコードはgithubで公開していたのですが、Processing2.xではデバッグがしづらくいつもEclipseでProcessingを使っていたこともあり、Eclipseで使うプロジェクトとして公開していました。
 Processingがヴァージョンアップしてデバッグが出来るようになり使い勝手も上がったので、Processingのライブラリとしてインポートしやすいよう、Processinglueをビルドし直しました。
[https://github.com/yasutonakanishi/Processinglue]

ビルドにはProcessingのLibrary Templateを使いました。
[https://github.com/processing/processing-library-template]
使い方は英語で書いてあるとおりですが、日本語で解説されたサイトがなかったので、参考程度に手順をメモしておきます。
 Eclipseへのインポートの仕方はOption Bでやりました。ダウンロードしたzipファイルを解凍せずにEclipseのプロジェクトにインポートします。EclipseでProcessingを使えるようにすべく、core.jar等の必要なライブラリを追加します(この作業は、こちらなどを参考にしてください)。仮想カメラはCaptureクラスのサブクラスとして実装しているので、Videoライブラリのjarも3つ追加します。build.propertiesを自分のライブラリ用に設定し、サンプルとして付いてくるHelloLibrary.javaをAntでビルド出来て、そのライブラリを使うHello.pdeを実行できれば、準備完了です。あとは、自分のライブラリのためのコードとそのサンプルを追加していきます。参考までに、Eclipseのプロジェクトの画面をのせました。


PglueLibraryTemplate

サンプルは2つ作りました。一つ目は、Processingを仮想ディスプレイに表示して、スケール感が分かるようにそれを眺めるC3-POを置きました。ディスプレイの大きさや位置をcontrolP5で変えながら、コンテンツのProcessingをプロトタイピングしてゆくような例になっています。二つ目は、飛んでいるアイアンマンを眺めているC3-POを仮想カメラで撮影しその画像を背後の仮想ディスプレイに表示、というのを作りました。仮想空間の中でもビデオフィードバックが起きています。

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Stanford滞在記

2013/3から2014/3まで、StanfordのCDRにVisiting Scholarとして滞在しました。同時期にStanfordに滞在した人達の文章をまとめて出版しましょう、という企画がCDRの同僚だった近畿大学の廣田さんから持ち上がっていました。この企画、諸般の事情でまだ進行中なのですが、帰国してもう2年が経ってしまったこともあり、まずはこちらのサイトで自分の原稿だけ公開させてもらうことにしました。

このサイトの他のエントリーを編集したような内容になっていて、写真をそれらで見つつ合わせてお読みいただくとイメージが湧きやすいと思います。

2012-2013 ME101: Visual Thinking
Teamwork for Radical Collaboration at d.school
50 years in the Making
スポーツと働き方とお国柄
2013-2014 Winter semester (1) ME115B
2013-2014 winter semester (4) EE92A

atStanford_YasutoNakanishi

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スマートライフハッカソン+iGeoワークショップ

12月に二つのハッカソン・ワークショップのお手伝いをしました。

ひとつ目は、研究室OBである竹中工務店の粕谷貴司君が主催しているスマートライフハッカソンです。
 電気や照明、音響やスマート家電などのビルの設備を制御するAPIをUnityで作ったプログラムから制御できる「ビルコミ3D」というライブラリを使ったハッカソンです。
Unityに3Dモデルを読み込んでそこに配置したオブジェクトを制御すると、実際のビルの中のオブジェクトも制御されるように作られています。東大のグリーンICTプロジェクトのサポートによって弥生キャンパスのI-REF棟をプラットフォームとすることで、作ったプログラムが実際の空間の中で動くかを検証しながらハッカソンを進めていきます。
 第1回から審査委員長を中西が務めさせていただいていて、12/12・13に第3回が開催されました。そのままオフィスで運用できそうな機能的なシステムから、オフィスをゲームの舞台にしてしまうシステムまで、広がりのアイデアが提案され実装されていました。
 今時の言葉で言えばIoTやスマートスペース、少し前のキーワードであればユビキタスコンピューティングやCyber-Physical Systemの開発をゲームエンジンで行うという枠組みは、中西研でずっと研究してきたCityCompilerと同じ枠組みです。ビルコミ3Dではそれが実際のビルを対象として、機能的なビルとその中のアクティビティをデザインし開発できるようになりました。研究として行っていたようなことが、社会の中に出て行こうとしている様子を見ることができ、感慨深くもあります。

smartlife-hackathon

ふたつ目は、LA在住のコンピューテーショナル・デザイナー杉原聡さんが開発したProcessingと建築用ライブラリiGeoのワークショップです。
 Processing:ビジュアルデザイナーとアーティストのためのプログラミング入門
を日本語化するにあたって日本人クリエイター4人へのインタビューを追加しましたが、杉原さんはその原稿をお願いしたお一人です。東工大でComputer Scienceを専攻し、かつてジョン・前田も在籍した国際メディア財団でメディアアート作品などを作っていた杉原さんは、一念発起してUCLAで建築を学び、Morphosisで実務を経験し、コンピューテーショナルデザインによってさまざまなビルのファサードを実作されている先端的な建築家です(現在はご自身の設計事務所ATLVを主宰)。

 そして、ご自身がファサードのデザインを実践するために作ったライブラリを惜しげもなくオープンソースで公開しているのがiGeoです。
[iGeo]
 杉原さんが年末に日本に戻られるということで、iGeoのワークショップを初めて日本で開催しました。ワークショップには建築の実務に携わっている方、建築を学んでいる学生、グラフィックデザインやプロダクトデザインの実務に関わっている方など30名ほどの方が参加されました。開催場所はグローバルに活動されているデザインコンサルティングファームziba tokyoのオフィスのオープンスペースを提供していただきました。

 中西は運営の手伝いをしながら、iGeoを使ってエージェントベースのコンピューテーショナルデザインを実際にプログラミングしました。エージェントを使った形態生成では、自分でアルゴリズムを組んで形態を生成する以上に、自分の想像を超えたモノが立ち現れます。自分が制御できる部分と自分では制御できない部分のせめぎ合いを楽しみながら、自分のコントロールを捨て去ったところに新しい形態が現象する感覚を味わうことができました。
 そうした感覚を短いコードですぐに体験できるのがiGeoの素晴らしいところです。杉原さんが講師を務めているSci-Arcという大学では14回の講義をかける内容を超高速で2日間進めたにもかかわらず、参加者のみなさん全員がコンピューテーショナルデザインを実践しておられました。とても濃密なワークショップでした。

IMG_0381

 アメリカやヨーロッパの大学では開催されていましたが、このタイミングに合わせてドキュメントも日本語化されました。多くのユーザの方にiGeoを使ったコンピューテーショナルデザインを体験してもらいたいと思います。
[iGeo 日本語チュートリアル]

スマートライフハッカソンならびにiGeoワークショップに参加いただいた皆さん、場所を提供いただいたziba tokyoの皆さま、どうもありがとうございました!

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ORF2015

11月の20(金)から21(土)まで六本木ミッドタウンを中心に慶應義塾大学Open Research Forumが開催されました。

2年生を中心にしたグループワークでORFに向けて一ヶ月でプロトタイピングした二つのシステムを展示して色々な方にコメントをいただきつつ、

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これまでに進めてきた研究プロジェクト
・DreamDate
・BabyBumper
・FaceShadowing(Futuroid#1)
・TracePlayer(Futuroid#2)
はポスターでその内容をご説明しました。

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さらに、小説家の平野啓一郎さんにお出でいただき「分人主義とFuturoid」というテーマで、トークセッションを開催しました。インターネットやSNSなど新たな空間を作り出すコミュニケーション技術の発達と普及によって、近代の基盤となっている”個人”という概念がゆらぎつつある中で、新しい生き方としての「分人」と新しい自分を作り出すための技術である「Futuroid」の関連について語り合いました。分人主義について知りたい場合はこちらがおススメです。
私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)

ご来場いただきブースやトークセッションに足を運んでいただいた皆様、どうもありがとうございました。

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