先のエントリーでも紹介したStanfordのDesign EXPEは機械工学科のいくつかの授業の発表会の日を同じにして学生達の成果物をいっぺんに見てもらおうという主旨のイベントです。ME310およびSUGARの他に
- ME113: Mechanical Engineering Design
- ME185: Electric Vehicle Design
- ME218: Smart Product Design
- ME236: Tales to Design Cars By
- ME298: Silversmithing and Design
の発表が行われていました。
ME113の発表は横のビルで行われていたのと、ME185の学生達は人がたくさんいる場所に自分達の電気自転車/カート/バギーで乗り付けて来てくれていたので、成果物について学生さん達にいろいろと話を聞くことができました。
ME113でも他の授業と同じようにPrototypingとTestを繰返して設計を進めていくというスタイルが徹底されていました。ME185では成果物をつくるための予算がグループ毎に割り当てられているそうで、自分達で考えて色々と部品を買ってきていいんだとか。ME101でも同じような仕組みになっているのですが、授業に予算があるというのはとても良いことですね。
同じ主旨を持ったイベントとしてが5月にUC Berkeleyでも行われていました:UC Berkeley’s Design Fest 2013。Berkeleyでは学科をまたいだイベントになっていて、アート、コンピュータサイエンス、機械、都市工学、エンジニアリングリーダーシップなどの学科の授業の発表会が同時に行われていました。
イベントの取りまとめをしている1人Wendy JuさんはCal Design Labのprogram coordinatorを務めていますが、Stanford Center for Design Researchのdirectorでもあります。WendyがStanfordでやっていたEXPEが楽しくてそのアイデアをBerkeleyでも始めたのかな??と思って聞いてみたら、その通りでした(笑)
Wendyが所属するCal Design Labの役割が“The goal of the lab is to be a nexus for interdisciplinary activity and to facilitate discourse that will help Berkeley to forge a strong identity around its multi-faceted strengths in design.”であるからだとも思いますが、複数の学科や学部にデザイン系のコースが散らばっている大学では、こうしたイベントを通じて学生同士がデザインのクオリティのレベルを比較できるようになることはとても良いことだと思います。