Boomshin

遭遇型触覚ディスプレイを用いて、空間内の物体の触覚提示の有無を時間的に切り替えるBoomshinを制作しました。触覚提示がある物体・ない物体をそれぞれ実体・分身と名付け、両者の時間的な出現パターンを独立変数とし、ゲーム体験の印象の変化を評価しました。その結果、実体あるいは分身のみの場合よりも両者が混在している場合のほうが、ゲームにおける驚きおよび満足感が高くなることが明らかになりました。また、体験中に実体の出現頻度を急激に変化させることで、より大きな印象変化を提示可能であることが明らかになりました。

AmplifiedCoaster

ジェットコースター体験のVR映像を表示するヘッドマウントディスプレイと簡易的なモーションプラットフォームとしての電動車椅子に、電動車椅子をベースに制作した移動する小型の坂道を組み合わせることで、
・持続的な上昇感覚
・持続的な効果感覚
・平地から上昇、下降から平地への移動
する体験を擬似的に提示できるようにしました。
現在は上昇と下降を繰り返す体験を提示できるよう、研究を進めています。

AmplifiedCarousel

メリーゴーラウンドのVR体験を提供するにあたり、10cm程度の上下動だけをするモーションプラットフォームと、動的な錯視映像を床面に敷き詰めた映像をHMDに提示することで、実際の上下動の約3倍程度の上下動を体感させることができるようになりました。錯視の種類や体勢、VR映像からMR映像の種類などによってどの程度上下動の感覚が変わってくるかを研究しています。