第5回シンキングプロセスデザインワークショップ(ブレスター編)

概論

中西研究室では、アイデアを出せる人になるべく毎週様々な発想法を、意識的に、試してみるワークショップをやっています。私、関口が担当な今週は、「ブレスターを用いたブレインストーミング」です。「ブレスター」とは、ブレインストーミングをスムーズに、効率的に、楽しく行うためのカードゲームです。
[参考]ブレスター

簡単なルール

2〜4人で行います。各人、役が決められ(突飛な意見を言うトッピさん、質より量のリョウさん等)、その役を演じやすいよう、役の性格に合わせた役カードというカードを配られます(写真で黄や赤のカード)。また、TOIカードというアイデアを広げるためのカードを5枚受け取ります(写真でミントグリーンのカード)。

テーマを決定し、15分間順番にアイデアを出し合っていきます。アイデアが役カードやTOIカードに即していれば、そのカードを捨てていきます。30秒以内にアイデアが言えなかった人は新たにTOIカードを受け取ります。15分経過したとき、最もカードを持っていた人が負けです。負けた人は罰ゲームを行います。これを1フェーズとして計3フェーズ行います。

テーマ

今回のブレストのテーマは「今より使える時間を5割増やすには?」というものに決定しました。大学生たるもの、研究や勉強、遊びに趣味と時間は上手に使えなければなりませんよね。今日から中西研メンバーは24時間を36時間のごとく使うことが可能になること間違いなしです。

スタート

ということで、ブレスタースタートです。

様々な意見が飛び交います。アイデアが湧き出てくるのか、単に罰ゲームしたくないのか、皆取り付かれたようにアイデアを出し合います。

カードで強制されてるおかげで、ブレストにおける恥ずかしさが緩和され、自由にアイデアが出しやすい空気になります。また、批判をするとペナルティ(誰かが得する)があるので、批判もでてきませんし、30秒という上限のおかげでトントンと進んでいきます。また、先も行った通り、罰ゲームが用意されているため皆が必死で取り組むという点もブレスターの良い所だと思いました。フェーズを重ねる毎にアイデアが出し尽くされてきて苦しくなるのですが、そういうときにこそTOIカードの問いかけがいい感じに効いてくるように感じます。

整理

出たアイデアは1枚ずつポストイットに書いて壁や段ボールに張っていきます。

ブレストが終了し、出てきたアイデアは未完成・未完全なものが多いので、ここからさらに発展させるべく、アイデアの整理を行います。整理する方法としては、KJ法などが知られています。

まとめ

ブレスターを用いると、ブレインストーミングに不慣れな人や、恥ずかしくてなかなか意見が言えない人でも、ブレストに上手く参加できると思いました。また、アイデアもいつも以上に活発に飛び交い、なかなか楽しいものとなりました。ただし、このアイデアの卵たちをどう整理し、暖めていくかということも重要になってくるなぁと個人的に思いましたので、今後もワークショップを通じて頑張りたいと思います。

では。

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第5回シンキングプロセスデザインワークショップ(ブレスター編) への2件のフィードバック

  1. 石井力重 のコメント:

    はじめまして、ブレスターの開発プロジェクトのリーダをしています石井力重(いしいりきえ)と申します。
    お使い頂いてありがとうございます!

    ブログを興味深く、拝見させてもらいました。

    アイデアの整理のための道具は、実は春先にリリースする予定なのですが、もしよろしければ、ユーザテストの位置づけでテストプレイなどをご検討いただけないでしょうか。

    追記:

    コメントありがとうございます。アイデアプラントのWEBの仕様上、あのページには、コメントが表示できないようになってしまっています。差し支えなければ、一部を転記する形で、サイトから「ユーザの方からコメントをいただきました」として紹介させて下さい。

  2. soh のコメント:

    はじめまして、中西泰人研究室3年の北原壮と申します。

    早速のコメントありがとうございます。
    なるほど、アイデア整理のための道具も開発中なのですね。
    是非、テストユーザとして利用させてください。

    ブログからの転記も構いません。
    ユーザからのコメントとして転記なさってください。

    宜しくお願い致します!

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