ウッドストック1969解説 その1

三浦です。

中西研メンバーの魂を震わせたシリーズ第1弾として、中2の三浦に大きな衝撃をもたらした、1969年のウッドストック映像をご紹介します。動画はYouTubeから持ってきました。そして頑張って各曲に解説を付けました。


これでもだいぶ抜粋しているのですが、実際には3日間朝から晩までひっきりなしにバンドが出ていたイベントなので、可能であれば全てのバンド映像を漁ってみるといいと思います。

時間のないひとは、せめて最後のジミヘンの「星条旗よ永遠なれ(Star Spangled Banner)」だけでも見ておくとよいでしょう。
あとおまけで載せたジミヘンの「Here my train coming」は本当にカッコイイです。

■Santana – Soul Sacrifice
http://uk.youtube.com/watch?v=XnamP4-M9ko
当時全く無名だったサンタナのデビューアクトがこれです。
真のギタリストは、心の叫びをビブラートと顔で表現するのだというメタ認知が得られます。
音楽で世界を変えるんだと本気で信じている人達の演奏は、やはり魂に訴えかけてくるなにかがあります。

■Country Joe and the Fish – Love
http://uk.youtube.com/watch?v=YNjwbitJzi0
サイケデリック・ロックの代表格だったカントリージョーです。
ボーカルがフィンガー5の人に似ていますが歌声は圧倒的にこっちの勝利です。
ギターソロの弾き方から、クラプトンファンであることが推測できます。

■Johnny Winter – Mean Old Town Blues
http://uk.youtube.com/watch?v=l9KBRbFYVo4
見てくれはマイケルシェンカーのようですが、
ジョニーウィンターは生粋のブルースギタリストです。
ただ、個人的な印象としては、この人はいつものどを鳴らせすぎ&スライドを弾きすぎるように思います。
僕も若かりし頃この映像をスライドの勉強に使ったりしました。

■Ten Years After – I’m Going Home
http://uk.youtube.com/watch?v=tHw9b4BBV9Y
恐らく早弾きの第一人者が、このテンイヤーズアフターのアルヴィン・リーです。
個人的にはメタルなどでの早退きを聞くと残念な気持ちになってしまうので、
その発端かと思うと斜に構えてしまいますが、この曲はカッコイイです。
ただ、途中のワオワオ言うところは長すぎます。
ちなみに、このギタリストも熱心なクラプトンフォロワーであったことが知られています。
当時のクラプトンの影響力の絶大さを知ることが出来ますね。

■Richie havens – I Can’t Make it Any More
http://uk.youtube.com/watch?v=TpfpFKzA4h8
リッチー・ヘブンスは、3日間のイベントの1番最初の演奏をした人です。
そこでやったFreedomもいいですが、個人的にはこちらの曲の方が哀愁が漂いまくりで好きです。
歌詞が大変切ないです。

Sha.Na.Na – At The Hop
http://uk.youtube.com/watch?v=o2OxLyts-zE
音量が小さいのが残念ですが、かっこいいバンドが粒ぞろいのウッドストックの中、
金ピカ衣装でステージ上で踊り狂うという異色のパフォーマンスをしたのがこのシャ・ナ・ナです。
かのラッツ・アンド・スターはこのシャ・ナ・ナをリスペクト&模倣したと言われています。

■Joe Cocker – Let’s go get stoned
http://uk.youtube.com/watch?v=pWR_8yQ03lA
「白いレイ・チャールズ」と呼ばれたジョー・コッカーのアクトです。
ウッドストックのベスト版などではなぜかビートルズのカバー曲の方がいつも収録されてしまうのですが、
個人的には圧倒的にこちらの曲の方がメロウな感じで、好きです。
もみあげが時代を感じさせます。

■JANIS JOPLIN–TRY
http://uk.youtube.com/watch?v=d9vPbQCXpX0
ジャニス・ジョップリンは教養だと思って1度聞いておくとよいと思います。
当時の日本にも、ジャニスのパクりのような女性ボーカリストが排出されました(例:金子マリ)。
ブルーハーツの楽曲「わーわー」で出てくる「ポートアーサーで生まれたあの女」というのも、このジャニスのことです。

■Jimi Hendrix – Woodstock Improvisation
http://uk.youtube.com/watch?v=Ck05ixICiak
インプロビゼーションの意味を知っていれば、これが如何に異次元なのか一瞬でわかると思います。

■Jimi Hendrix -Star Spangled Banner
http://uk.youtube.com/watch?v=DaHmhMfUAqQ
「ジミは違う宇宙から来た」と言われる所以がわかります。
途中でギュインギュインしているのは無意味にやっているのではなくて、
ギターでベトナムの爆撃音を表現するという高度な表現手法です。

おまけ
■Jimi Hendrix – Here my train coming
http://uk.youtube.com/watch?v=uCH9MCOvrHY&feature=related
これはウッドストックではありませんが、圧倒的にカッコイイので見て頂きたいです。
ストリートチルドレンから天下を取ったこのジミヘンという男が、
「この町を出ていくんだ、ビッグになるために」と悲しげに歌っている、という時点でシビれますよね。

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