空間をプログラミングするサンプル

ワークショップも今週末に迫ってきました!

サンプルを色々と追加しているところです.
・変わったカタチのディスプレイを作る +それに表示する映像も一緒に考える
・ディスプレイの数を増やしてその配置を考える+それに表示する映像も一緒に考える
・プロジェクションする有名な建築などを考える+それに表示する映像も一緒に考える
といったところから参加いただく皆さんとアイデアを膨らましたいと思っています.

そうした例をまずはちょっと作ってみました.

モフモフした球体を描くアプレットがあったので,球体のディスプレイに貼付けてみました.アプレットへのマウスのインタラクションも球体ディスプレイに反映されます.思ったのと違った感じで貼付けられたのですが,ちょっと羽っぽくもあり,立体的な太極図みたいでもあり,試しに水面の上に置いてみたのですが,ちょっと不思議な感じがしたので,球体ディスプレイも回転する様にしてみました.

SphereDisplayOnTheWater from Yasuto Nakanishi on Vimeo.

水面に球体が浮かぶのが面白かったので,ディスプレイをたくさん水の中に入れてみたくなりました.宮島達雄さんの作品のような黒いディスプレイに赤い数字を表示させてみました.複数のアプレットを管理するクラスを作り,Timerで表示を切り替えるタイミングをあわせています.上のサンプルでは水面に波が立たないようパラメータの値を設定しましたが,今回は少し水面を揺らしてみました.実世界でこうなるかどうかは分からないのですが,水面に反射する画面と水の中の画面がゆらゆらと両方見える感じがオモシロいと思いました.

SynchronizedDisplaysOnTheWater from Yasuto Nakanishi on Vimeo.

東京駅のリニューアルオープンのイベントでプロジェクションマッピングが行われたのは記憶に新しいところです.お金と名声?がないとあぁした機会を得ることは難しいですが,仮想空間の強みを活かして僕もやってみました.Google SketchUpの3Dギャラリーにあった東京駅をダウンロードして配置します.プロジェクタの配置がしやすいように,xyz軸に合うように東京駅を移動・回転している内に,東京駅と皇居との関係が明確になるような映像を表示したいと思いました.たまたま使ったパーティクルのPAppletを仮想プロジェクタで投影してみたら,東京駅から皇居外苑に入る行幸通りにうまい具合に光の道を作ることができました.

ProjectionMapping on TokyoStation from Yasuto Nakanishi on Vimeo.

CityCompilerを使って仮想空間でシミュレーションを色々とやってみると,「予期せぬ発見」をすることがあります.それを下にアイデアを膨らませていくのがけっこう楽しいです.妄想したイメージとは違うイメージが現れることで,またイメージが膨らむんですよね.どんな想像やイメージが現れるか,楽しみです.

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