この3月からスタンフォード大学のCenter for Design ResearchでVisiting Sholarとして1年間お世話になることになりました。
こちらでの情報もおいおいアップしていこうと思っています。
この3月からスタンフォード大学のCenter for Design ResearchでVisiting Sholarとして1年間お世話になることになりました。
こちらでの情報もおいおいアップしていこうと思っています。
最新版のCityCompilerはgithubで公開しています。
https://github.com/yasutonakanishi/CC4p52
Processingが2.0b8が2月24日に公開されていたので、最新のコミットではProcessingのライブラリを更新しました。
また日本語で書いたドキュメントも同梱しました。ワークショップを一緒に進めてくれた田所淳さん、橋本直さん、荒川慎一さんと一緒に作りました。
CityCompiler ドキュメント
ダウンロードおよびインストールの仕方が、サンプルの動かし方等が書かれていますので、CityCompilerを使ったプロトタイピングをお楽しみください!
1月の19(土)にワークショップ「空間をプログラミングしよう!」第3回,盛況のうちに開催することができました.
今回も数時間のプログラミングの作業の中でさまざまなシミュレーションを作っていただきました。シミュレーションしてみたら思っていたよりもつまらなかった、でも別のことにオモシロみを感じてまた新しい方向にプロトタイピングを進めた。そんな予期せぬ発見を色々と共有できました。
ご参加いただいたみなさん、どうもありがとうございました。
今回のワークショップ向けにドキュメントの整備を進めていたのですが、ちょっと間に合いませんでした…。ドキュメントのためにCityCompilerのロゴもデザインしてもらいました。Coming Soon!ですので、完成したらまたお知らせします。
秋学期には発想の技法とプロセスを対象にした授業「シンキングプロセスデザイン」を行っています。
毎年恒例となっている最終発表会を行いました。今年はアイデアを出すお題をすこし抽象度の高いものにしました。その分、各自のアイデアの幅が広くなって、ポスター発表の熱の帯び方がこれまでとは少し違ったものになっていたと思います。
履修者のみなさん、どうもお疲れさまでした。
CityCompilerOnMikuMikuStudio OpticalFlow from Yasuto Nakanishi on Vimeo.
CityCompilerはjMonkeyEngineというゲームエンジンを使っていますが,同じゲームエンジンを使ったプロジェクトにMikuMikuStudioがあります.MikuMikuStudioは,MikuMikuDanceのデータを読み込んで表示することができますが,jMonkeyEngineはJavaで書かれていて,Androidのアプリを作ることもできます.そうして作られているのがTinyARというAndroidアプリで,スマホの中でミクさんが踊る様子を色んな方向から見ることができます.
MikuMikuStudioはNetBeansをベースにつくられた開発環境jmonkeyplatformをベースにつくられた開発環境です.ふだんCityCompilerを使う時はEclipseを使って開発しているのですが,MikuMikuStudioにCityCompilerのクラスが使えるようにライブラリなどをコピーして,使ってみました.
まず,仮想カメラをミクさんの前に置いて,後ろに巨大スクリーンを置きました.あとミクさんの周りを動くカメラとディスプレイも置いてみました.特に理由はなかったのですが,別のプロジェクトでオプティカルフローのことを調べていたので,OpenProcessingのサイトにあったProcessingのスケッチOptical Flowをダウンロードしました.
仮想カメラからの画像をこのスケッチに渡すように設定して,それぞれのディスプレイに結果を表示してみました.ミクさんとカメラとディスプレイの位置は最初は適当に配置しますが,GUIを使ってディスプレイを移動して試行錯誤している間に「予期せぬ発見」がありました.
ミクさんとカメラとディスプレイがうまく並ぶと,合わせ鏡のように映像の中に映像がはいっていきます.ミクさんの動きに反応して描画されたグラフィクスの動きにさらにオプティカルフローの処理がかかって,色の線の爆発?が起きるようになりました.
最初はフェス会場にミクさんを降臨させて,巨大ディスプレイでミクさんの姿にエフェクトがかかった演出の様子をシミュレーションしようとしたのですが,機材の空間的な配置を検討している中で,まったく予期しないアイデアが降臨しました.これも神々しいミクさんのお陰だと思います.
11月の24(土)と25(日)にワークショップ「空間をプログラミングしよう!」,盛況のうちに開催することができました.
数時間のプログラミングの作業の中で,我々の想像を超えたさまざまなシミュレーションを作っていただきました.この画像は参加者の皆さんのコードを実行した様子を幾つか抜粋したものです.
Processingの画面が様々な建築物にプロジェクションされたり,色々な大きさのディスプレイに表示されたり.またプロジェクタやカメラが空間の中を移動したりすることで,空間と情報が渾然一体となった環境をつくり出しています.
CityCompilerを使って仮想空間でシミュレーションを色々とやってみると,「予期せぬ発見」をすることがあります.
仮想プロジェクタ・ディスプレイや仮想カメラが仮想空間の中で動作するのを見て,あたまの中だけで考えていたのとは違ったアイデアが広がっていくことを楽しんでいただけたように思います.CityCompilerを使って皆さんの想像力・創造力が発揮された瞬間を見ることができて,楽しい2日間を過ごさせていただきました.
ご参加いただいた皆さん,どうもありがとうございました.
このワークショップでのフィードバックを受けて,来年の1月19(土)にまたワークショップを開催予定です.またこのサイトでもお知らせをさせて頂きます.
CityCompilerを使ったワークショップの会場となる日本橋本町の周辺は,平日はサラリーマンの皆さん向けにさまざまなランチが提供されています.その一方でビジネス街であるゆえに土日は営業するお店ががくっと減ってしまうので,土日のランチ営業をしている店舗をリストアップしました.
ワークショップも今週末に迫ってきました!
サンプルを色々と追加しているところです.
・変わったカタチのディスプレイを作る +それに表示する映像も一緒に考える
・ディスプレイの数を増やしてその配置を考える+それに表示する映像も一緒に考える
・プロジェクションする有名な建築などを考える+それに表示する映像も一緒に考える
といったところから参加いただく皆さんとアイデアを膨らましたいと思っています.
そうした例をまずはちょっと作ってみました.
モフモフした球体を描くアプレットがあったので,球体のディスプレイに貼付けてみました.アプレットへのマウスのインタラクションも球体ディスプレイに反映されます.思ったのと違った感じで貼付けられたのですが,ちょっと羽っぽくもあり,立体的な太極図みたいでもあり,試しに水面の上に置いてみたのですが,ちょっと不思議な感じがしたので,球体ディスプレイも回転する様にしてみました.
SphereDisplayOnTheWater from Yasuto Nakanishi on Vimeo.
水面に球体が浮かぶのが面白かったので,ディスプレイをたくさん水の中に入れてみたくなりました.宮島達雄さんの作品のような黒いディスプレイに赤い数字を表示させてみました.複数のアプレットを管理するクラスを作り,Timerで表示を切り替えるタイミングをあわせています.上のサンプルでは水面に波が立たないようパラメータの値を設定しましたが,今回は少し水面を揺らしてみました.実世界でこうなるかどうかは分からないのですが,水面に反射する画面と水の中の画面がゆらゆらと両方見える感じがオモシロいと思いました.
SynchronizedDisplaysOnTheWater from Yasuto Nakanishi on Vimeo.
東京駅のリニューアルオープンのイベントでプロジェクションマッピングが行われたのは記憶に新しいところです.お金と名声?がないとあぁした機会を得ることは難しいですが,仮想空間の強みを活かして僕もやってみました.Google SketchUpの3Dギャラリーにあった東京駅をダウンロードして配置します.プロジェクタの配置がしやすいように,xyz軸に合うように東京駅を移動・回転している内に,東京駅と皇居との関係が明確になるような映像を表示したいと思いました.たまたま使ったパーティクルのPAppletを仮想プロジェクタで投影してみたら,東京駅から皇居外苑に入る行幸通りにうまい具合に光の道を作ることができました.
ProjectionMapping on TokyoStation from Yasuto Nakanishi on Vimeo.
CityCompilerを使って仮想空間でシミュレーションを色々とやってみると,「予期せぬ発見」をすることがあります.それを下にアイデアを膨らませていくのがけっこう楽しいです.妄想したイメージとは違うイメージが現れることで,またイメージが膨らむんですよね.どんな想像やイメージが現れるか,楽しみです.
11月6日(火)にNHK第一ラジオ「私も一言! 夕方ニュース」に出演させていただきました.
この番組の「ここに注目」というコーナーで解説委員の谷田部雅嗣さんとご一緒させていただき,いまやっている研究の話となぜそうした研究をするようになったのかという経緯などを「情報・生活を豊かで楽しくするための作り方」というタイトルで楽しくお話させていただきました.あっという間に30分が経ちました.
番組アーカイブス2012年11月
どうもありがとうございました.
映像とサウンドなど複合的な要素を組み合わせたクリエイティブ・コーディングは、デジタルサイネージやプロジェクションマッピング、メディアアートなど、パソコンの画面を越え実空間へと広がりを見せています。
3Dの仮想空間の中でProcessingが動作する様子をシミュレーションできるCityCompilerを使って、自分のコードとアイデアを空間に広げてみませんか?
統合開発環境EclipseがインストールされたノートPCを持参していただき、講師と一緒に空間をプログラミングしてみましょう!
開催概要
講師:
中西 泰人 @nakanaka
田所 淳 @tadokoro http://yoppa.org
橋本 直 @kougaku http://kougaku-navi.net
参加料:無料
定員 :15名/日(24日と25日は同じ内容のワークショップを行います)
日程 :11月24日(土曜)/11月25日(日曜)
時間 :10時30分〜17時30分
10時00分 – 10時30分 受付
10時30分 – 11時00分 サンプルの説明
11時00分 – 12時00分 サンプルの改造・テスト
12時00分 – 13時00分 昼食
13時00分 – 13時30分 ブレインストーミング
13時30分 – 17時00分 クリエイティブ・コーディング
17時00分 – 17時30分 発表+シェア
場所 :東京都中央区日本橋本町4-5-14 本町ビル1F A室
前の通りが昭和通り(高速道路)とぶつかる所には交番があります。
前の通りが中央通りと交差する所には岩手銀行とドラッグストアがあります。
ビルの向かいにはコイン駐車場Timesがあります。
ビルの1Fの通りに面した部屋です。
申し込み
こちらのatndからお願いします!
1日目:11月24日(土)http://atnd.org/event/E0010531
2日目:11月25日(日)http://atnd.org/event/E0010532
以下、田所さんのBlogの引用です。
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活動近況、CityCompilerでプロトタイピング!!
CityCompilerはjMonkey engineというJavaベースのゲームエンジンをベースにした開発環境で、仮想空間に物体を簡単に配置することができ、さらにそこに仮想のディスプレイやカメラ、プロジェクター、仮想のセンサーなどを配置していくことが可能となっています。さらに嬉しいのは、Javaベースの開発環境なので、仮想のディスプレイやプロジェクターにProcessingでつくったスケッチを簡単に組みこめます。このことで、実際に空間に配置しながらプログラムを修正したり配置を調整したりといった作業が簡単にできるわけです。
これをつかってどんなことができるかというと、例えば個人ではとても無理なような巨大な規模のシミュレーション。CityCompilerではGoogleスケッチアップなどで作成した3Dモデルを.obj形式に変換することでシーンに配置可能なので、有名建築にプロジェクションマッピングすることが可能。
CityCompiler_test.mov from Atsushi Tadokoro on Vimeo.
さらには、大量の物体もプログラムでくりかえし複製して、メモリや処理速度が追い付く限り、いくらでも配置できます。たとえば広大な地表にディスプレイを大量に配置するインスタレーションのシミュレーションなど。
CityCompiler multi monitor sketch from Atsushi Tadokoro on Vimeo.
jMonkey Engineのアニメーション機能をつかって、物体を動かすことも可能。例えばディスプレイ自体を大量に生成して動かしたり。
CityCompiler kinetic monitor sketch from Atsushi Tadokoro on Vimeo.
さらには、物体を動かしたところにプロジェクションをしたり。
CityCompiler kinetic projection sketch from Atsushi Tadokoro on Vimeo.
プロジェクションの際には、影の形状なども細かくシミュレーションしている様子がよくわかります。さらには、仮想の距離センサーを配置することも可能。鑑賞者との距離によって変化するオブジェクトの実験。
CityCompiler distance sensor sketch from Atsushi Tadokoro on Vimeo.
実際にいろいろ試してみると、とても楽しい環境です。今後はこの環境を活用したワークショップなども企画中。乞うご期待!!
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空間へ広がるクリエィテブ・コーディングは、世界のさまざまな場所で実験的な試みがなされています。このワークショップは、場所やコスト(時間とお金)の制約を受けずに思いついたものをとりあえずたくさん作ってみる、そんな時間にしたいと思っています。
3M GTG Meta Twist Tower at Munich Airport.
3M GTG xSlider